エッセイ_山西省・北京
中国山西省・北京観気ツアー 2025年9月10日~15日
Shanxi / Beijing Kanki Tour


9月中旬の蒸し暑い東京から涼しく湿度の低い秋天の中国に観気の旅に出た。マスメディアで報道されているような日中間の軋轢を感じることもなく、人々や土地、自然に歓迎された。
北京の清河駅から高速鉄道で山西省・大同市の大同南駅へ。大同旧市街、11世紀に創建された遼朝様式の伽藍、華厳寺に参拝。
大同に住まう、胡麗娟老師(近代気功の父・胡耀貞老師の長女で静動気功・自然拳の伝承者)と10年ぶりの再会。92歳のご高齢で、指導していただけるか懸念していたが、お会いすると、両手を広げて歓迎してくださり、以前と変わらぬテンションで約4時間もぶっ通しで講義、実技指導してくださった。
前座で、私が自然拳・気舞、都倉雅代先生が自発舞踊を舞うと、胡老師が静動自然功で応じてくださり、即興的な気功の舞の交流となった。老師に深く感謝!
大同西方の世界遺産、5世紀に作られた数キロにも及ぶ雲崗石窟を巡る。
さらに大同の東南、「恒山」(中国五聖山の一つ)の絶壁に建つ懸空寺に参拝。5世紀末に建造が始まった、仏・道・儒の融合した寺院である。西の聖山である「恒山」を望める場で、「恒山」との気の交流、観気功を行った。
大同南駅から大西旅客専用線で運城北駅へ。そこからバスで最古・最大の道観「永楽宮」へ。そこに祀られた呂洞賓仙人に、定方昭夫先生を中心として奉納。夕方、塩湖の畔で沈む夕日に向かって観気功を行い、強行軍の旅の疲れが癒された。
翌早朝、運城人民公園で、朝日の観気と気功。中国ではコロナ後下火になっていた太極拳や気功が復活してきているのを感じた。
翌日は関羽の故郷である解州に移動、6世紀末に建てられた、関帝廟の総本山である解州関帝廟に参拝。運城空港から空路、北京へ戻る。胡耀貞老師、その弟子である、焦国瑞老師、馮志強老師の3老師の墓参。
最終日、北京の道観・白雲観を観気。最奥の太上老君(老子)を祭る廟で、すばらしい道士に話を伺えた。私が風水や気功の話をすると、自分も長年研究している、八段錦や太極拳なども毎日練功しているとのこと。定方先生が永楽宮で呂洞賓にお参りしたことを告げると、なんと、呂洞賓の剣の型を演武して見せてくださった。道士は、道教の求めるものは、人と人の融和、人と自然との融和、国と国の平和、そして自身の体と心の融合だと説かれた。優しい微笑みが強く印象に残った。
ツアーの食事は、豊富な種類の野菜料理、さまざまな点心、肉魚料理、雑穀のおかゆ、スープ、饅頭、多様な麺など、毎回特色が違い、上品な出汁の料理の数々に大満足。
1週間の旅程だったが、1ヵ月分の濃い内容の旅だった。
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