気を放つ風景 photography

エッセイ_琉球

琉球観気2025年(宮古島、大神島、久高島、浜比嘉島の聖地巡礼) Ryukyu Kanki Tour (Miyako, Ogami, Kudaka, Hamahiga)
宮古島空撮

宮古島、大神島、久高島、宮城島、本島首里とめぐってきた。天気は5日間とも晴天で、珊瑚の海が底まで透き通る。地球が青い惑星であることが実感される。 
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初めに宮古島の北東、神の島と呼ばれる大神島を目指す。富士山型の小島は、聖地・御嶽(ウタキ)だらけで、島の神女(ノロ)しか入ることを許されず、それ故に、原始の自然が残っている。取巻く珊瑚礁は美しく、島にいるだけで、心身が軽く、心地よくなるのを感じた。
大神島
大神島大神島大神島大神島
宮古に戻り、三線と島唄の指導者、平良裕明氏を訪ね、宮古島の成り立ちに関係がある幾つかの重要な御嶽を案内していただいた。御嶽にまつわる祈り唄を詠じていただく。緑鮮やかな森、碧い海に音色が溶け込んだ。
オリオン座・宮古島ryukyumap05.jpg

沖縄本島に飛び、久しぶりに久高島に船で渡る。久高島は、首里城の聖なる方位、東南に浮かぶ海蛇のような島である。
ryukyumap07.jpg久高島
ここに琉球の創世神であるアマミキヨ女神が降り立ったといわれ、東南のイシキ浜には五穀の種がニライカナイから流れ着き、農業発祥の島でもある。植物は瑞々しく、浜は真っ白い。波はなぎ、エメラルドブルーの海はきらきらとした波紋を広げている。
赤やオレンジ、黄色の花が多い中で、ヒスイカズラはヒスイ色に発光し、不思議な気を放つ。一輪一輪が、吊るし雛の這子人形のような形をした、5~6cmの花が、藤のように固まって咲く。
久高島の植物久高島の植物久高島の植物ヒスイカズラ
ガイドの内間さんの紹介で、夜、島の長老、内間新三さんにお話と島唄を聴かせていただいた。99歳といわれるのに、肌艶がよく、目や耳もしっかりとして、声に哀愁が漂う。がっしりとした体格ながら、微笑みを絶やさず、海仙人である。柔らかい人柄に感動した。
内間新三さんサンゴ礁と久高島の朝日久高島の猫
浜比嘉島は、アマミチュー、シルミチューが暮らし、亡くなった聖地と言われている。
アマミチューの墓シルミチューの霊場浜比嘉島
琉球の透明なブルーの海に癒され、島唄や琉球の古老に力をいただいた旅であった。
宮城島 カフウバンタ宮城島 カフウバンタ宮城島 カフウバンタ

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