気を放つ風景 photography

だれでもできる観気功

kankiko20140628.jpg

だれでもできる観気功

気功の基本

 観気の旅の醍醐味の一つは聖地や山水の気を味わうことである。自然生命の力や宇宙にあまねく流れるエネルギーのことを中国や日本では「気」と呼んできた。
 気を体感し、気の流れを強化するための東洋医学の知恵が気功である。コツさえ身につけばどこでも気軽に行えるので、気功の基本を覚えておくと、自然の中で、また聖地を訪れた時に応用できるし、日頃、心身の調子を整えるのに役立つ。

立って気配と共鳴する

 自然の中で、落ち着ける場を見つけたら、心をリラックスし、背すじを伸ばし、全身の緊張を解いて立つ。腰幅に足を開き、膝を軽く曲げ、両手を腰の横に軽く浮かし、前に向けるようにして立つ立禅の姿勢を基本にするとよい。日常の雑念が消え、心身が統一した時に、全身は周りの気配と共鳴する。

座って心を透明にする

 落ち着いて座れる場所があれば、腰を下ろしてみよう。座る場に対する礼を忘れないようにしたい。背を楽に伸ばし、肘、肩、腰の力を抜き、心と体をリラックスする。目は半眼にわずかに開くか、軽く閉じ、ゆったりと座る。しばらくその状態を保つ。時間は、その場の状況に合わせ数分から数十分行うといい。

気がしみる歩き方

 たたずむことや座ることができない場合には、気に入った場所の周りをゆっくりと歩くことをお勧めする。大地を静かに踏みしめ、周りの気配を味わいながら歩いてみよう。大地や気配との一体感が出てくると、歩くことがこの上もなく心地よいと感じられるであろう。

自然の気配を観る

 由緒ある神社やお寺を早朝に訪れると、霊気が境内に降っているのが見られる時がある。見ようと思って目を凝らすのではなく、むしろ目をリラックスして、焦点を一か所にフォーカスしないように楽にしていると、自然に見えてくるものである。

 旅に出れば普段は見過ごしがちな雲や朝日、夕陽を眺める機会も多い。森の気配、街の気配、人の気配、家の気配、庭の気配をじっくりと味わってほしい。

*詳しくは『体感 パワースポット』をご覧ください。

→次へ

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional